ファシリテーターは子どもたちに寄りそう存在です。
プログラムで子どもたちと過ごしながら、子どもたちが遊びたいように遊んだり、表現したりすることを手助けします。ファシリテーターは、子どもたちを評価したり、誘導したり、指示したりすることはありません。
ファシリテーターは、ボランティアのみなさんで成り立っています。
ファシリテーターとは
ファシリテーターとは、グリーフプログラムにおいて、グリーフを抱える子どもをサポートするボランティアのことをいいます。
ファシリテーター(英語の動詞はfasilitate=make it easy)は、手助けする人のことです。 それは子どもの主導権を奪わない人であり、子どもたちと何かを一緒にする人でもあります。
ファシリテーターは、まず子どもと一緒に遊ぶことが役割として求められます。 遊びの中で子どもが「あのね…」と話しかけてきたらファシリテーターは自身の気持ちと身体を子どもに向けて、子どもが話しやすいように手助けしながら、コミュニケーションスキルを使って子どもの話に耳をすまします。子どもの言っていることを解釈するのではなく、子どもが話しやすいようにし、話を聞くことがファシリテーターの仕事です。
子どもの話に耳を傾け、子どもが話しやすいような場をつくることで「子ども自身が、自分の気持ちに丁寧に触れる時間をつくる」のがファシリテーターの仕事とも言えます。
【ファシリテーターとは】
*カウンセラーではない、先生ではない、医者でもない、看護師でもない。
*聞き手であり、話し手ではない。
*リードしない、サポートする。
*一緒に遊ぶ、話を聞く(子どもの経験に参加する)。
*気づきの強要はしないが、相互作用(一緒に遊ぶ、お互いに話し聞く)というプロセスの中で気付きを促す。
*「場」のルールを徹底し、安心安全な「場」をつくる。
(「子どものグリーフを支えるワークブック〜場づくりに向けて」より)
ファシリテーターになるには
ファシリテーターとしてグリーフプログラムに参加するためには、10時間の養成講座を受講する必要があります。
養成講座は不定期で開催しています。
(仙台では年1〜2回程度開催しています。他の地域でも不定期で開催しています。)
ファシリテーターの活動
グリーフプログラム開催日のスケジュール(仙台の場合)
10:30 集合・事前ミーティング・準備 12:00 昼食 13:00 プログラム開始 16:30 プログラム終了・後片付け・振り返りミーティング 18:00 解散 |
※ファシリテーターのグリーフプログラムへの参加は、月1回以下とさせていただいています。
※地域によって異なる点があります。
ファシリテーター登録をされた方には、定期的にグリーフプログラムのご案内をお送りします。ご参加可能な日程がありましたら、ご連絡いただき、調整のうえ、ファシリテーターとして、当日グリーフプログラムにお越しいただくことになります。
ファシリテーター養成講座について
ファシリテーター養成講座では、大切な人をなくし、愛おしさと深い悲しみ(グリーフ)にある子どもをサポートするための知識と、寄り添うためのスキルを学びます。
また、ファシリテーター自身の喪失体験を自覚したり、セルフケアを学んだりすることで、グリーフを抱える子どもをサポートするための準備をします。
18歳以上で、継続的にグリーフプログラムなどにご参加いただける方が対象です。職業、経験、学部・学科等は問いません。
ファシリテーター養成講座 参加者募集情報 |
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<仙台>募集中! 日時:2019年2月16(土)・17日(日) ※2日間の参加が必須です。 10:00~16:30(両日とも) 受講料:一般4,000円、学生3,000円 お申込みはこちらから(外部サイトが開きます。) https://kokucheese.com/event/index/548181/ |
ご不明な点などございましたら、子どもグリーフサポートステーションまでお問い合わせください。