グリーフプログラムに参加するのに、お金はかかりますか。
かかりません。グリーフプログラムは、寄付や助成金等で成り立っているため、無料でご参加いただけます。
プログラム参加にあたって、何か持ち物はありますか。
持ってきていただくものは特にありませんが、お子様は遊んでいるうちに汗をかくことがありますので、汗ふきタオルや着替えがあると安心です。
飲み物やおやつはこちらで用意いたしますが、もし特別な配慮が必要な場合はご持参ください。
※仙台のグリーフプログラムにご参加の場合は、室内用の上履きをご持参ください。(貸出用もあります)
プログラムは何歳から参加できますか。
グリーフプログラムの対象は小学生~中学生としていますが(地域によって異なります)、未就学児も場合によっては参加可能です。どんなに小さな子どもでも、グリーフを抱えるといわれています。お気軽にご相談ください。
※仙台のグリーフプログラムでは託児も可能です。ご相談ください。
子どもだけの参加でも大丈夫ですか。
お子様だけの参加も可能です。ただし、送迎は保護者の方にお願いいたします。また、もしもの時のために、保護者の方は携帯電話などで連絡がつくようにしておいていください。
お子様だけの参加の場合は、申し込みの際にその旨をお伝えください。
プログラムには毎回参加する必要がありますか。
プログラムへの参加頻度は自由です。毎回参加される方もいれば、数か月に1回、という方もいます。
ペースは人それぞれ異なりますので、ご自身に合ったペースで参加されることをお勧めいたします。
登録をされた方には定期的にプログラムの案内をお送りしていますので、参加したいときに都度お申込みをいただく形になります。
※仙台は月に2回プログラムを参加していますが、両方に参加することはできません。どちらか1つをお選びいただきます。
子どもにグリーフプログラムのことをどう説明したらいいですか?
お子様には、「大切な人を亡くした子どもが集まる場」であることをお伝えください。
お子様がプログラムに参加した際に戸惑うことがないように、
・グリーフプログラムは、大切な人を亡くした子どもが集まる場であるということ
・他の子どもや「ファシリテーター」とよばれる大人の人たちと一緒に、遊んだりおしゃべりしたりできるということ
・話したくないことやしたくないことは「パス」できるということ
以上のことを、事前にご説明いただければと思います。
写真つきの詳しい資料も用意しておりますので、ご希望の方はお問い合わせください。(仙台・福島)
プログラムでは、死別体験について話さなくてはならないのですか。
プログラムの最初、「はじまりのわ」では、自己紹介の際に「誰を亡くしたか」を教えてもらっています。これは、グリーフプログラムが大切な人を亡くした子どもたちのための場であることを認識してもらうためです。
ただ、「パスのルール」がありますので、話したくないことは話さなくても構いません。話すか話さないか、選ぶ権利は子どもたちにあります。
そのほかの時間に、こちらから死別体験について子どもたちに聞き出すようなことはありません。でも、もし子どもから「あのね…」とお話をしてきたら、ファシリテーターはきちんと子どもの話を聞きます。
「おはなしの時間」は、子どもたちが話したいことを話したり、表現したいことを表現する場なので、話したい子は死別体験についてお話ししたり、子どもたちどうしで質問をしあったりすることもあります。ここでも「パスのルール」は適用されます。
うちの子は人見知りなので、親となかなか離れたがらないかもしれません。
はじめての場所・はじめて会う人たちだと当然、保護者の方と離れたがらないお子様は多くいます。
そのような場合は、ファシリテーターに協力してもらいながら、少しずつ場に慣れていき、お子様から了承を得られたら保護者の方に離れていただくという形をとっています。
プログラムの会場にはおもちゃがたくさんあり、自由に遊ぶことができますし、ファシリテーターがそばに寄り添ってくれるので、すぐに慣れて遊びに夢中になる子が多いようです。
初めての参加なので、子どもも私も、馴染めるか不安です。
プログラムは随時参加者を募集しておりますので、初めて参加される方はよくいらっしゃいます。
はじめは緊張することもあるかと思いますが、ほかの参加者の様子を見ながら、少しずつ慣れていっていただければと思います。もし一人になりたければ、席をはずして他のお部屋で過ごしたり、外出されても結構です。(スタッフにお声がけください。)
子どものプログラムでは、ファシリテーターが子どもに寄り添ってくれるので、すぐに慣れていく子が多いように思います。
どうして死別体験のある子どもだけが参加できるのでしょうか。
グリーフプログラムは、大切な人を亡くした子どもどうしがお互いのサポートとなる「ピアサポート」を大切にしています。大切な人を亡くした子どもどうしだからこそ、話し合えたり、分かり合えることもあります。
「学校では親を亡くしている子がほかにいないから、親のことは友達には話せない。ここならみんな同じだから話せる」と言う子もいます。
同じような体験をした仲間と出会うことで、「ひとりじゃない」と感じられることは、子どもにとって大きな力になります。
グリーフプログラムに参加することで、子どもにどんな変化がありますか。
グリーフサポートは「治療」でも、カウンセリングでもありませんので、「治る」「改善する」ということや、プログラムに参加することで必ず何かの変化があるということではありません。
ただ、グリーフプログラムに参加することで、子どもたちが「ひとりじゃない」と感じたり、自分なりのやり方で気持ちを話したり表現したり、他の人の話を聞いたりすることで、子どもたちが自分の気持ちとの向き合い方を学び、これからの人生を生きていくための一助になればと思います。
死別からまだ間もないのですが、参加しても大丈夫ですか。
大丈夫です。死別から間もない時期に参加する方もいれば、死別から10年経ってようやく参加、という方もいらっしゃいます。
死別から間もない時期に参加された方からは、「気持ちを分かってくれる人がいてよかった」「今はまだ苦しいけれど、他の参加者の笑顔を見て、自分もいつかこんなふうになれるのかなと思った」という感想をいただくことがあります。
一方、死別から数年経ってから参加された方からは、「死別後すぐの時期は誰にも会いたくないし誰とも話したくなかった。今だから参加できた。」という方もいらっしゃいます。
参加のタイミングは人それぞれ異なりますので、「参加してみたい」と思ったときに、ご参加ください。お子様と保護者の方で意見が異なる場合には、お子様だけの参加、保護者だけの参加も可能です。ご相談ください。